メルマガバックナンバー＠エンパシーデザイン・ラボ通信（2015年12月3日）より
文／インタビュー：エンパシーライティング・コーチ 平出ももこ
＠＠＠
《今週のエンパシーヒーロー》：前多昌顕さん
青森の公立小学校教諭
特定非営利法人 KNOWS 理事
会員数２０００名の見切れ写真愛好家交流グループ家元
人生を本気で楽しむオトナの背中を子どもたちに見せるべく、日夜『見切れ写真』に愛と情熱を傾けてらっしゃいます。
この記事の目次
◆１か月で１００枚のエンパシーチャートを描く
……
ももこ
前多さんはエンパシーライティング・ベーシック講座のあとに
『１か月で１００枚のエンパシーチャートを描く』という、
すごいチャレンジをしてくださいましたよね！
＃１００枚チャレンジの過去記事はこちら
１ヶ月で１００枚のエンパシーチャート！
……
前多さん
以前、マインドマップという
思考ツールの指導者の資格をとったとき、
『３か月で１００枚描く』が
課題だったんですね。
それを達成したときは、大変でしたが、
すごく自信がもてたんです。
それと、開発者の中野さんとは
勉強会の仲間でもあったので、
我流でテキトウに描くのではなく、
大切にしっかり理解して、
自分のものにしたかったので、
１００枚にチャレンジしました。
……
ももこ
そうだったんですね！
数をこなすことでしか、
得られない価値ある体験って
ありますよね。
実際、１００枚、
描いてみてどんなかんじでしたか？
……
前多さん
１枚目は「これから１００枚描くよ！」と
エンパシーライティング・ベーシック講座
の受講生のための
フェイスブックグループへの投稿のために
描きました。
前半は、基本どおりに、
ていねいに描いてましたが、
だんだんとラフになっていきましたね。
後半は、どんどんコツがわかって、
自分に特化した使い方を
見つけられたかんじです。
◆メルマガ開封率が３．３倍にアップ！
……
ももこ
１００枚のエンパシーチャートの中で、
これはヒット！という事例を
教えていただけますか？
……
前多さん
心に残っているのは、昨年末、
１度しか、お会いしたことのない方を、
イベントにお誘いする、
お手紙を書いたときのことです。
実は、私にとってその方は、
少し苦手なタイプだったんです。
でも、ぜひイベントには
参加して欲しかったので、
なんて書いたらいいのか迷いながらも
エンパシーチャートを描きました。
結果的には、
参加してくださったのはもちろん、
娘さんも誘ってきてくれて
「手紙がとてもうれしかった！」と
喜んでくださったんです。
このときは驚くと同時に、
本当にうれしかったです。
それ以外にも、私のライフワークである
『見切れ写真愛好会』の
メルマガの開封率が
平均して１割くらいだったのが、
３割３分に増えたり、
主催イベントが、青森県内の基準では
高額の参加費にもかかわらず、
満席になってキャンセル待ちの
大盛況になったりと、
事例はたくさんありますよ。
◆ワンパターンになるの悩みだったんです
……
ももこ
そうですよね！
なんせ１か月で１００枚ですものね＾＾
その後はどんなかんじですか？
……
前多さん
学校の授業、ブログ、メルマガ、
講座作り、告知文、
家族間のコミニケーション、
いろんな場面で使ってます。
最近、気づいたのは、私は職場で同僚の
文書の添削をすることがあるのですが、
エンパシーライティング・マスター講座を
受講してからは、伝わる文章に
『必要な要素』がわかるようになり、
見るべきポイントが
明確になっている気がします。
……
ももこ
わかります。
「あ、この要素が抜けてるな」とか、
すっと、わかるようになりますよね。
最後に前多さんが実践しているコツや
工夫していることはありますか？
……
前多さん
自分の中で、６マスの
『読み手のセリフ、感情』の
ところがワンパターンに
なるのが悩みだったんです。
それを中野さんに相談して、
いろんなパターンを
いっしょに話してるうちに、
中野さんがプレフィックスチャート※を
作ってくださったんですよ！
今はさらに、それをひと言づつ
名刺サイズのカードにして、
エンパシーチャートを描くときに、
そのカードをシャッフルしてひいて、
出た言葉を使って、
エンパシーチャートを描いています。
ワンパターンを脱却したし、
セリフ出しで手が止まることが
なくなりました。
※プレフィックスチャート
プレフィックス（接頭語）を利用して感情のこもったセリフ出し（ポジ・ネガ）をサポートする今年デビューの新ツール
……
ももこ
それはナイスアイディアですね！
わたしも試したいです、
プレフィックス・カード！
◆子どもがイキイキした文章を書くようになる
……
前多さん
私のまわりにも、
エンパシーライティングは、
もっと広げたいですね。
実は、いま、小学校の国語は、
１年から６年まで
けっこうライティングが
重視されているんです。
教科書を見てみると、カードを使ったり、
フレームワークの指導など、
いろいろあります。
でも、現状はエンパシーチャートほど、
一枚に全てが、まとまるメソッドには
なっていないんです。
１つのパターンとして、
エンパシーライティングを
身につけておくと
絶対いいなと思います。
ゴルフクラブを何本も
持ってるようなもので、
目的に合わせてメソッドを
使い分けられるのが１番いいですよね。
「ちょっと変わった、
おもしろいやり方があるよ！」
「教科書には載ってないけど
子どもがイキイキした文章を
書くようになるよ！やってみない？」
こんな感じで、まわりの先生たちにも
気軽に声かけして
広めていけたらと思います。
……
ももこ
ゴルフクラブの例え、わかりやすいです！
今日は楽しいお話、
ありがとうございました！
★前多昌顕さんの本日のまとめ
（まとめと言いながら書ききれなかったことも＾＾）
◆１か月で１００枚のエンパシーチャートを描く
「私は凡人なので、数試合しないと身につかないんです」とおっしゃる前多さんですが、誠実に数を重ねることが、ゆるぎない自信や自己信頼を得る早道だとご存知なんだと思います。
素晴らしいチャレンジをありがとうございました！
◆ルマガ開封率が３．３倍にアップ！
見切れ写真とは、中央に人がいないスナップ写真。
前多さんの夢は、この遊び心あふれる写真を楽しむ、見切れ写真愛好会交流グループのメンバーを１万人にすること！
その夢をエンパシーライティングが、しっかり支えています！
◆プレフィックスチャートをカードに！
『もう、描けないなんて言わせない』
プレフィックスチャートのキャッチフレーズです＾＾
最初のセリフ出しでつまると、勢いのないエンパシーチャートになりがちです。
でもプレフィックスチャートの接頭辞を参照すると、すべりだしがスムーズで、そのあとも楽しく描けることを保証します。
◆子どもがイキイキした文章を書くようになる
先日、前多さんが急遽、お休みした先生のかわりに、小学５年生の授業を担当することになったとき、エンパシーライティングを選んでくださって、４時間みっちり授業なさったそうなんですよ。
本当にうれしいですね。
＃１００枚チャレンジの過去記事はこちら
１ヶ月で１００枚のエンパシーチャート！
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