文章において「構成」はきわめて重要です。
反応率をあげたいと思ったときに、ほとんどの人が終始するのは、その表現方法 — 強烈な表現やあおる言葉など「感情をゆさぶるフレーズ」 ー いわゆる「あおり」と言われるドーピングのようなテクニック。ちょっと言葉が悪いですね。ごめんなさい。
相手のハッピーにつながるなら、時に背中を押してあげることも必要ですし、文章もある意味、エンターテイメントだと思っていますからから、まったく否定はしません。ただ・・・
“感情をゆさぶるだけ”っていうのが、もうさすがに限界。みんな嫌気がさしてますよね。
でも、多くの人が違和感を感じているにもかかわらず、いざ自分のこととなると、やってしまう。。。
そして、心が苦しくなる。「もーやだーっ」てなる。
そんな相談をよくいただきます。
“感情をゆさぶるだけ”。
確かに、それで反応が上がることがあるかもしれません。
ただし、もし反応が上がったとしても、クレームや返品、悪評などのキックバックがあることも覚悟した方がいいことを、誰もが消費者ですので、容易に想像できるからこそ、違和感があるんですね。
“感情だけ”で、行動を促してしまうと、振れた分の揺り戻しが、どーんっと返ってくるからです。
揺れた大きさの分だけ「バイヤーズリモース(買った直後に感じる後悔の感情)」は、比例して大きくなります。
■文章構成を変えるだけで劇的な変化が起こる
処方箋はいくつかありますが、今日は「文章構成」をテーマに書きますね。
文章で結果を出せない人の頭の中では、文章を書くときに「なにを伝えようか?」という質問が流れはじめます。
実は、この質問が、大きな間違いです。
私は、気づかずにずーーっと、間違いつづけていました。。。
人を動かす文章を書くためには、“何を、あなたが言いたいのか”、ではなく、
“何を、どういう順番で、読み手が聞きたいのか”、
という視点の反転が必要になるからです。
ではいったい、あなたのメッセージを「どういう順番(構成)」で伝えるか、という意識変化があなたの文章にどれほどのインパクトをもたらすのでしょうか?
ある男性が「高額商品がまったく売れない」という相談を受けました。
その男性は文章が得意ではありません。
しかし、エンパシーライティング講座を受講したあとに、彼は、たったひとつアドバイスをしました。
それから……売上ゼロの商品が、とたんに売れはじめたのです。
14人にアプローチして、8人が成約した劇的な変化です。
ほとんど手間をかけずに生まれた新たな売上が、ひとつ60万円(×8)だと聞いたときには、私も驚きを隠せずに、思わず聞き返したほどです。
その後、彼はその功績の大きさから、取締役として会社に迎え入れられ、毎月の新しい収益源が生まれたと喜びの報告をしてくれました。
では、いったい彼がなにをやったのか?
それは、すでにあった既存の文章の順番(構成)を入れ替えただけ。
たったそれだけだったのです。
■文章構成を考える「時間」対「効果」は?
文章において、伝える順番(構成)を変えるだけで、こうした変化が生まれるのは、決して珍しいことではありません。
もし、あなたの文章が、まだ思うような結果につながっていなければ、文章表現にこだわるだけではなく、ぜひ、伝える順番(構成)を見直してみてください。
1時間の投資が、想定外の大きなリターンが返ってくるかもしれません。
エンパシーライティングを活用する人が、次々と結果を出しはじめるのは、チャートを描くことで、あなたの中から共感を生むメッセージが浮かび上がり、それらを1枚の紙の上で“みえる化”しながら、文章構成を最適化できるようになるからなのです。
「文章構成力」をあげるトレーニングは、こちらの記事をご参考ください。
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