メルマガバックナンバー@エンパシーデザイン・ラボ通信(2016年4月7日)より
文/インタビュー:エンパシーライティング・コーチ 平出ももこ
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《今週のエンパシーヒーロー》:Rika NARAさん
公立小学校教諭
ホワイトボード・ミーティング®認定講師
東北を中心に教育関係者だけでなく、自治体やビジネスマンを対象に、ホワイトボード・ミーティング®や信頼ベースの学級ファシリテーションの普及に精力的に取り組まれています。
◆新鮮な表現が出来るのがいい
……
ももこ
エンパシーライティングを使いはじめた
きっかけからお聞きしていいですか?
……
奈良さん
たまたま、勉強会の仲間の描いた
エンパシーチャートを
目にする機会がありました。
「これ、どうやるんだろう?」
と知りたくなって
エンパシーライティング・ベーシック講座
を受講しました。
……
ももこ
実際、やってみたら、
どんな感じでしたか?
……
奈良さん
私は、文章を書くことは
もともとは好きなだったんです。
ただ、忙しくて、
なかなか時間もかけられず、
割りきって、使い慣れた
『自分の文章の型』だけで
書いてることが多かったんです。
エンパシーライティングを使うと、
短い時間で自分の文章の型から
一歩進んだ新鮮な表現ができるのが
すごくいいなと思いました。
それと、エンパシーライティング講座の
グループワークの中で自分の書いたものに、
いろんな方から客観的な
フィードバックをもらえるのが
とてもありがたかったです。
フィードバックを活かしながら、
だんだんと自分の文章が
ブラッシュアップされて、
良い文章になっていったんです。
やっぱり、
文章は書いて終わりではなく、
そこから『人との関わり』を持ってこそ、
磨かれていくんだなと痛感しました。
◆20名の定員が2時間で満席に
……
ももこ
わかります!
フィードバックをもらうのは、
ちょっと緊張しますが、
客観的な視点を得るには、
1番いい方法ですよね。
受講後はどんな場面で
使ってくださってますか?
……
奈良さん
よく使っているのは、
イベントや勉強会の告知文です。
昨年から毎月、
ホワイトボードミーティング®という
会議の進行技術の勉強会を主催しています。
年明けの勉強会は、おかげさまで、
20名の定員が2時間で満席になりました。
ご参加くださっているのは、
私と同じ教員も多いですが、
自治体の方やビジネスマンも
いらっしゃるんですよ。
エンパシーライティングのおかげで、
しっかりと勉強会の価値を
お伝えできてるのかなと思います。
特に告知文の書き出しを
考える時、重宝しているのが、
毎日届くエンパシーライティングのメルマガ
『穴埋め式キャッチコピー365』です。
こういう効果があるとか、
こういうフレーズがあるとかが
パッとわかって、
いつもヒントをいただいてます。
……
ももこ
わーっ!活用してくださって、うれしいです!
毎日、いろいろなキャッチコピーと
活用のヒントが届くので楽しいですよね^^
◆グチや不満も『尊い意見』に変身させます
……
奈良さん
ホワイトボードミーティング®と、
エンパシーライティングは
似ているところがあるんですよ。
……
ももこ
そうなんですか?
どんなところが似てるんですか?
……
奈良さん
ホワイトボードミーティング®は、
参加者の意見やアイディアを
ファシリテーターが、
ホワイトボードに書いて
可視化しながら効果的に
会議を進行していく技術です。
まず、話し合いのプロセスの作り方が、
「発散・収束・活用」の3ステップで
エンパシーライティングと同じですよね。
それと、もうひとつ、
前に立つ進行役のファシリテーターも、
相手が『本当は』なにを伝えたいのかな?
ということを大切にしながら、
ホワイトボードの上の
ポジティブな意見だけでなく、
ネガティブなグチや不満さえも
『尊い意見』に変身させながら
課題解決していくんです。
なんとなくエンパシーライティングと
世界観が似てますよね。
……
ももこ
ほんとですね!似てますね!
◆子どもたちに共感されて仲間を作る体験を!
……
奈良さん
先月は学校でも
エンパシーライティングを使って
授業したんですよ。
私の勤務する小学校では、
5年生の終わりに、
来年のクラブ活動を自分たちが、
リーダーになって
立ち上げることになっているんです。
サッカー、野球、音楽、手芸など、
数人で発起人になって、
(中には1人で挑戦する子もいますが)
3、4年生にプレゼンして仲間を募ります。
毎年、いくつかの案はメンバーが
集められなくて不成立になるのですが、
今回は1人でも多くの子に
『共感されて仲間を作る体験』を
させてあげたいなと思って、
エンパシーライティングで
授業をすることにしました。
その日、お休みした子の
実験クラブのプレゼンを、
私が前でやってみせながら、
一緒にエンパシーチャートを描いていき、
それぞれグループ毎にわいわい話し合いながら
文章化してもらいました。
エンパシーライティングを
初めて体験した子どもたちは、
相手のネガティブを考える作業をしたことで、
ネガティブな感情に寄り添った
「初めてでも教えるよ」とか
「フォローするよ、大丈夫だよ」などの
メッセージが、いつもよりも
たくさん出てましたね。
……
ももこ
きっと子どもたちにとって
ネガティブへの声かけは
新鮮だったんですね!
……
奈良さん
来週、プレゼン本番なので
結果が楽しみなんです!
……
ももこ
おお!!!ぜひ結果もおしえてください!
今日は楽しいお話、ありがとうございました!
★奈良理香さんの本日のまとめ
(まとめと言いながら書ききれなかったことも^^)
◆新鮮な表現が出来るのがいい
読み手の感情を、ポジティブからネガティブまで丁寧に想像することで、自然に読み手の立場にたった発想ができるようになります。
そこから、思いもよらない、ワクワクするような、新鮮な表現が生まれます。
◆20名の定員が2時間で満席に
奈良さんの講座には、先生以外にも様々な職種の方が参加され、さらには、遠方からのご参加もあるそう。
『想い』に共感してもらえたら、職種も距離も障害にはなりません。
◆グチや不満も『尊い意見』に変身させます
一見、ネガティブな意見にも、その背景には、前向きな願望や期待、希望がかくれています。
ポジティブとネガティブ、両方を同じように尊重する世界観がエンパシーライティングとホワイトボードミーティング®の共通点です。
◆子供たちに共感されて仲間を作る体験を
上級生のリーダーたちは、共感されて仲間ができる喜びを得ると同時に、事前に下級生のクラブに対する期待や不安を、エンパシーチャートの上で体感しています。
その体験がクラブ活動がはじまってからの思いやりを持ったリーダーシップにつながるに違いありません。
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