メルマガバックナンバー＠エンパシーデザイン・ラボ通信（2015年10月15日）より
文／インタビュー：エンパシーライティング・コーチ 平出ももこ
＠＠＠
《今週のエンパシーヒーロー》：山本伸さん
Toynon LLC代表。
小規模病院組織のイノベーション経営ガイド＆ファシリテーター。
長年の経験と実績に基づいたチーム医療・産学連携、キャリア構築のワークショップには、延べ1,800人以上が参加。
この記事の目次
◆幹部職員３０名がエンパシーを活用すると…？
……
ももこ
合同会社を設立、
おめでとうございます！
社名、かっこいいですよねー！
TOY(オモチャ=遊びココロ)と
INNOVATION(より良き社会へ変容させる)
を足して『TOYNON』！
……
山本さん
ありがとうございます。
社名には小規模病院組織の
『イノベーション経営』を
『遊びココロ』も忘れずに
サポートしていきたいという
初心も込めてます！
現場のコーチングやワークショップには、
エンパシーライティングが
大活躍してるんですよ。
……
ももこ
そうなんですか！？
ぜひ詳しくお聞きしたいです！
……
山本さん
これからの時代、特に地方の病院では、
患者さんと同じく、『人財』の確保が
キーポイントなんです。
そこで重要なのが
組織内のコミニケーション。
お互いが共感しあって、
『協働』していくための
取り組が必要なんです。
私が、アドバイザーをしている
群馬県の医療法人大誠会グループでは、
一昨年、幹部職員３０名全員が、
エンパシーライティングを活用しています。
現在は、ミーティング、面談、
学会発表など、いろいろな場面で、
エンパシーライティングが
共通言語になっています。
……
ももこ
すごーい！うらやましい組織ですね！
受講後は院内に、
どんな変化がありましたか？
……
山本さん
まず、問題解決の
スピードが上がりましたね。
面談などで、
エンパシーチャートをいっしょに描くと、
素早く本音が引きだせるし、
問題が可視化されるので、
本人が、冷静に解決方法を
考え実行できるようになります。
それと、各部署のリーダーが
エンパシーライティングを
学んだことで、グループ内の対話の質も
上がっているようですし、
部署間のカベを超えて、
協力しあい＋働く『協働』意識も
浸透しつつありますね。
◆返事がほしいメールには必ずエンパシー！
……
ももこ
ご自身の活用のお話も
お聞きしたいのですが、
山本さんといえば、
世界的ベストセラーの著者さんに、
エンパシーライティングで
書いたメールを出して、意気投合。
スイスでランチしたお話が、
書籍『６分間文章術』にも
掲載されてますよね！
……
伸さん
そうなんです！
書籍『ビジネスモデルジェネレーション』の
著者アレックス・オスターワルダーや
イブ・ピニョール教授とは、
その後、交流がつづいて我々が設立した
『ビジネスモデルイノベーション協会』の
アドバイザーに就任して頂きました。
彼らが来日するときには、
全面サポートする関係になってます＾＾
エンパシーライティングで
書いたメッセージには、
高い確率でしっかりした、
お返事がいただけるんですよね。
『返事がほしいメールには、
必ずエンパシーライティング！』です。
……
ももこ
おおー！名言ですねっ＾＾
メモします！
◆ブログ記事も開始１ヶ月でサクっと1000ビュー突破
……
山本さん
もともとは、私は学生時代から
文章は大の苦手だったんです。
だから、エンパシーライティングを使うと、
短時間で効果的な文章が書けるので、
本当に助かってます。
最近はじめたブログは、
１日２記事書いてますが、１ヶ月で、
サクッと１０００PVを超えました。
医療系の月刊誌に
連載も持っているのですが、
４ページ分の原稿も、
ネタを考えるところから、
３時間あれば完成します。
文章以外でも、
ワークショップの設計には、
必ず使ってます。
特に最近よく開催している、
レゴブロックを使ったワークショップは、
応用範囲が、とても広いので、
毎回、エンパシーチャートを描いて、
受講生の属性に合わせて、
『問いかけ』や言葉がけを考えています。
……
ももこ
わー！山本さんの活躍のカゲに、
エンパシーありですね！
うれしいー＾＾
最後にエンパシーチャートを描くとき、
コツや工夫なさってることがあったら
教えてください。
◆アイディアは躊躇なくすてる
……
山本さん
私も実践していますが、
オススメはとにかく
『時間をかけずに描く』ことです。
エンパシーの本のタイトルにも
『６分間文章術』とあるように、
とにかく短時間で、
６分間でも１０分間でも、
ぎゅっと集中して仕上げる。
それが気に入らなければ、
また６分間集中して描く。
１時間で１枚の
エンパシーチャートをじわじわ描くよりも、
１時間で６枚のエンパシーチャートを
ささっと描いてみるんです。
たくさんアイディアをだして、
その中から光るものを
集めて文章化すればいいし、
短く時間を切って
プレッシャーを与えることで、
今の自分を超える
アイディアが生まれるんです。
『アイディアは躊躇なく捨てる』ですね。
……
ももこ
なるほど！
最初のアイディアに固執しがちですが、
たくさんあれば、
すてるのも気持ちが楽だし、
アイディアを出すスキルも
高まりそうですよね！
１時間に６枚、チャレンジします！
今日は楽しいお話し、
ありがとうございました！
★山本伸さんの本日のまとめ
（まとめと言いながら書ききれなかったことも＾＾）
◆幹部職員３０名がエンパシーを活用すると…？
働くヒトにとって、待遇以上に、職場の人間関係は離職率に大きく関わってきます。
エンパシーライティングが共通言語の組織…うらやましいです！
◆返事がほしいメールには必ずエンパシー！
この事例を聞くたびに、この世に会えない人はいないんじゃないっ！？とワクワクします。
会いたい著名人がいらっしゃる方！ぜひ！エンパシーライティングでメッセージを書いてみませんか？
◆開始１ヶ月でサクっと1000PV突破
何事もエネルギッシュに、スピーディにこなす山本さんですが、じっくりお話してみて、あらためて量があっても質を落とさないための、安定した、細やかな配慮を感じました。職人魂です！
◆アイディアは躊躇なく捨てる
山本さん曰く、エンパシーライティング・マスター講座で中野さんも必ず言う、『レターをだす前に誰かに読んでもらう。
まずリリースして反応を見て、必要なら変える』プロトタイピング（試作）思考が重要！」だそう。
アイディアは、まず視覚化されて、そこから、さらに新しいアイディアや気づきを生む！
勉強になりました！
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