《今週のエンパシーヒーロー》:佐藤進一さん
東金整形外科 院長
整形外科の院長をされながら、ご自身のライフワーク、サーフィンやスポーツサイクル関連の会社経営。ウェブ広告、SNSのライター、アドバイザーなどなど、同時にされるマルチな才能に溢れる佐藤さんです。
◆実は…炎上しにくくなりました
……
ももこ
佐藤さんは、普段はドクターとして診療しつつ、会社経営、さらにはライターもされてるとお聞きしました。
とっても楽しそうですが、毎日、お忙しくないですか?
……
佐藤さん
そうですね。
自分が「これいい!」と思ったものを、応援したり、人に伝えるのが好きなんですね。いいことを伝えるのが楽しいからやっているだけなのですよね。おしゃべりに忙しいって感じですね(笑)
それに、エンパシーライティングを活用するようになって、いろいろな発信がしやすくなったんですよ!
実は…何より嬉しいのは、炎上しにくくなったことなんです。読んでくださる方に、自分の中の『これ応援したい!知ってほしい』が、スムーズに受けとってもらえるようになった感じなんです。
……
ももこ
わー!ぜひ、詳しくお聞きしたいです。
◆エンパシーチラシで院内セミナーに立ち見が!
……
佐藤さん
まず病院内での活用例からお話しますね。
整形外科医として、毎日診療していて、まちがった靴の選び方のせいで、足や膝を痛めている方がとても多いなと感じていたんです。それで、解剖学的に正しい靴の選び方の、30分くらいの説明会を企画したんです。
エンパシーチャートで、ササッとチラシを書いて受付に置いただけで、20人定員がすぐに、満席になり、立ち見がでちゃって、説明会のスライドもエンパシーチャートで流れを作ったんですが、開催のたびに大盛況で、出席者を制限しないと、収集つかない状況になっています。
病院に行くほどじゃないけど、今の靴は何かしっくりこないと感じている人にも、話を聞いてもらいたいと思って、今後は、市役所や県庁に提案して、もう少し規模の大きいところでも開催したいなとスタッフと話してるんですよ。
……
ももこ
確かに、正しい靴の選び、知ってるようで知らないですよね。
……
佐藤さん
そうなんですよ。
その人の足の形や歩き方に合っていない靴を履いてる方が、意外と多いんです。院内のスタッフが履いている靴も見させてもらったら、これも全く足に合っていませんでした。
それで、スタッフ用の院内シューズも、手術用の疲れにくいサンダルがあるので、それを全員に配布するよう提案したんです。それが見た目は普通のサンダルなのに5000円もするので、最初「高すぎるのでは」と反対の声が上がりました。
でもその時も、エンパシーチャートを書いて「患者さんに靴選びを指導をするからには、まず、我々もキチンとした靴を履いてお手本になる必要がある」というメッセージを作って、交渉したら、経営陣からはアッサリと許可が降りました。
……
ももこ
おお!交渉事にエンパシーライティングは本当に効果が高いんですよね!
◆銀行が一発OKする事業計画のコツ大公開!!!
……
佐藤さん
それ、わかります!
つい先日も、サーフィンを楽しむ人のために、海辺でカフェをやろう!と銀行に融資を申し込みしたんですね。
築70年の古い建物に『割高の融資』(通常カフェは3−5年で初期投資を回収するところ、10年かかる試算)をお願いする内容だったので ── 正直、まあムリだろうなと思っていたんですが、これが、すんなり通ったんですよ!
……
ももこ
わー!すごい!!!
……
佐藤さん
エンパシーチャートの読み手を最初、銀行の担当者に設定して書いたのですが、できあがった文章が、堅苦しくて熱意が伝わらない気がしたんですね。
それで、読み手を古民家カフェで日なたぼっこするお客さまターゲット設定を変えて、「古き良き日本を次世代に伝えるために!」と古民家をリノベーションしたカフェの価値ついて熱くかたったんです。
そうしたら、一発でOKがでたんです。
エンパシーチャートで作ったメッセージって、キレイなだけの文章ではなく、時にリアルというが、生々しい表現になることもありますが、それだけに、相手の心にインパクトを与えるんですよね。きっと。
……
ももこ
本当に、使いこなしてくださっててうれしいです^^
佐藤さんが、エンパシーライティングを学んだきっかけはなんだったのですか?
……
佐藤さん
震災のちょっと前くらい(2010年頃)から、自分の大好きなお店の紹介文を頼まれもしないのに書いて、使ってくださいと渡していたんです。いつも空いている大好きなお店が潰れないように…。
そうしたら、いつの間にか依頼されることが増えていき、気づいたらライター業のほうが本業のようになっていました。
……
ももこ
ライター業をお始めになったきっかけが、なんとも佐藤さんの優しいお人柄と多才さがあらわれてるエピソードですね!
……
佐藤さん
2013年頃からは、1人で昼休みに書いているだけでは追いつかなくなってきたので、クライアントの社長さんや広報担当者にブログ・広告の書き方を教えることも始めました。そして、やるからには、もっと質の高い、伝わる方法論はないかと探している時にエンパシーライティングに出会ったんです。
まず、『エンパシーライティング1DAY講座』に参加して、もっと深く知りたくなって『エンパシーライティング・マスター講座』、『エンパシー・セルフマーケティング講座』と受講させていただきました。
◆完成した文章は自分の作品
……
佐藤さん
それまで、デビット・オグルビー、ジョセフ・シュガーマン、ダン・ケネディなど主にアメリカの有名な著者たちの本・教材でコピーライティングを勉強して、ある程度成果も出ていました。ただ、実績のある広告文(スワイプファイル)の焼き直しという作業は、反応が読みやすい反面、楽しさを感じられなくなってしまいました。
エンパシーライティングでは、毎回、構成から『自作のストーリー』を練っていくので、完成したそれぞれの文章が自分の作品だと感じられるようになったんです。なにより、届けたい人にだけ届き、受け入れられるメッセージが作れる方法は他にはないなと思いました。
ファッション関係のツイッター・インスタグラムに、エンパシーライティングを使ったら、いいね!が100前後をウロウロしていたのが、一気に1000を超え、コメント・リツイート・フォロワー数が増えて、やり取りが活発になりました。
それもただ数が増えたというより、同じ趣味の人に届いたようです。大ブレイクというほどではありませんが、ちょっとずつ世の中に影響を与えている手応えがあります。
……
ももこ
『文章が自分の作品だと感じられる』その感覚、本当によくわかります。
最後に、エンパシーライティングをオススメするとしたら、どんな方にオススメしたいですか?
……
佐藤さん
そうですね。伝えたいことがあり過ぎて、上手く文章が構成できなくて、グダグタになっちゃう人。
流れのあるの文章が書けないくて、言いたいことが上手く伝わらないという悩みのある人にオススメしたいですね。
……
ももこ
様々な場面での活用事例、本当に勉強になりました^^
今日は、ありがとうございました!
★佐藤進一さんの本日のまとめ
(まとめと言いながら書ききれなかったことも^^)
◆実は…炎上しにくくなりました
想定外の読み手にも、意図せず届くSNSのメッセージ。
善意の記事にも、傷つき悲しむ人がでるのは、ある意味避けられない!?
エンパシーライティングには、そんな炎上の火ダネを極力小さくする効果があります。
◆エンパシーチラシで院内セミナーに立ち見が!
まず『院内セミナーを開催しよう』と思うこと自体が、患者さん目線でステキです。
そして、正しい靴選びを知って、もっと健康になって欲しいという佐藤さんの熱意がエンパシーで結晶化されて結果的に立ち見必至の人気セミナーになりました。
◆銀行が一発『OK』の事業計画もエンパシーで
銀行への事業計画には、返済計画や、実現の可能性など必要事項はたくさんあります。
そこにプラスして、読んで審査する『誰か』をワクワクさせることが出来たら…
難易度高めの審査も通っちゃうかもしれませんね!
◆完成した文章は自分の作品
付せんに書いたメッセージを、毎回、読み手に合わせて構成していくエンパシーライティング。
完成した文章は、読み手と自分のための世界で一つのメッセージ、愛着ある『作品』になります。
メルマガバックナンバー@エンパシーデザイン・ラボ通信(2016年12月24日)より
文/インタビュー:エンパシーライティング・コーチ 平出ももこ
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