ネーミングって大切ですよね。
売れるか売れないか、口コミされるかされないか、長く愛されるかされないか、にネーミングの影響は大きいです。
すべての要素をギューーッとひと言に結晶化していくので、それだけにネーミングはムズカシイ。
私がネーミングを“チェック”するときには、以下の7つの項目をみていきます。
■ネーミングの7つのチェックポイント
1.わかりやすいか?(直感的にわかるか?)
2.口に出しやすいか?(発音してみて語感がよいか、人に言いたくなるか?)
3.機能や効果を想起しやすいか?
4.共感・親しみがわくか?
5.省略しやすいか?
6.コンセプトを表しているか?
7.記憶に残りやすいか(忘れないか、すぐ思い出せるか)?
【使用上の注意】
大切なのは、このチェックポイントから、積み上げるようにネーミングを考えてはいけません!
まず先に、ネーミングを考える。
その後で、浮かんだネーミングをチェックするために、上記の項目を使うのです。
この順番が大切です!
■論理の積み上げでは共感は生まれない
私は、論理の積み上げから、共感は生まれにくいと思っています。
直感や感性から生まれたネーミング(原石)を、論理に当てはめたり、説明しようとする過程で、原石は磨かれながら、ダイヤモンドの輝きをもつようになります。
また、ネーミングがしっくりくるまでには、時間がかかることがあります。
だんだんと体に馴染んでいくというか、浸透していくというのでしょうか。
たとえば『エンパシーライティング』というネーミング。
いまでは、「“エンパシー”という言葉に惹かれて講座に参加しました!」という方がいらっしゃるほどの力を持っているネーミングだと感じていますが、ネーミングが決まるまでには、半年の時間が必要でした。
■「エンパシーライティング」というネーミングが生まれるまで
【ライティング】というネーミング
エンパシーライティングが多くの人に使われるほど、その活用範囲は、企画書やプレゼン、シナリオなど、文章以外に急速に広がっていきました。
すると私の中で、“ライティング”というネーミングをすることで、活用範囲を縛ってしまうのではないか、もったいないかもしれない、という感情がむくむくと育ちはじめました。
しかし、私の専門はやはり文章です。
ここは譲ってはいけないと思い“ライティング”を選択しました。
“ライティング”だけど、どの他にも応用範囲は広いという立ち位置を取ることにしたのです。
【エンパシー】というネーミング
いろいろと候補を出していきましたが、どれも「これだっ!!」というものと出会えませんでした。
ある日、私の友人が飲み会の席で、「エンパシーでいいんじゃね」と言ってくれました。
候補リストにはあったのですが、“エンパシー”という言葉に、ほとんどの人が馴染みがないことが、私を躊躇させました。
ただ、半年近く考えても、しっくり腹落ちするネーミングが見つからなかったこともあり、信頼する友人のアドバイスならと、思い切って『エンパシーライティング』にすることにしたのです。
「よしっ!!」と一度決めて、使っていくうちに、いまでは『エンパシーライティング』以外のネーミングはないというほど、気に入っている素晴らしいネーミングだと、その友人(本多大輔さん)に感謝しています。
■『エンパシーライティング』を7つのチェックポイントでチェック
『エンパシーライティング』のネーミングを自己評価してみます。
1.わかりやすいか?(直感的にわかるか?)
△〜○ (“ライティング”は◎ “エンパシー”は△)
2.口に出しやすいか?(発音してみて語感がよいか、人に言いたくなるか?)
◎ 語感はとてもいい。「エンパシー」の響きがチャーミングで女性に好かれそう
3.機能や効果を想起しやすいか?
○ 文章のなにかということはわかる
4.共感・親しみがわくか?
○ 発音体感がよく、気持ちいい響きなので、共感されやすい
5.省略しやすいか?
◎ 「エンパシー」と訳しやすい。 最近では、「エンパシる」と言われることも 笑
6.コンセプトを表しているか?
◎ 共感を生み出す文章術なのでOK
7.記憶に残りやすいか(忘れないか、すぐ思い出せるか)?
△〜○ まぁまぁでしょうか
総合点としては「○』くらいかな。
いろいろと考え込んだこともありとても愛着があるので、気持ち的には『◎』^^
あなたは、どう思います? (←とても知りたい)
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