突然ですが、僕のコンプレックスは、長く会社に勤められなかったこと。
その事実が「社会不適合者」の烙印を押されたようで、すごく居心地が悪かった。
こんにちは、中野 巧(こう)です。
しかし数年前、ある方のひと言で、心がフッと救われました。
「社会“不適合”じゃなくて、社会“不適性”なだけ。
不適合、というと、社会が絶対に正しいような前提があるけどそんなことはない。
社会に適性がないだけで、得意不得意みたいなもんだ」
つまり、社会や会社の仕組みに馴染める人もいれば、そうじゃない人もいる。
僕の超意訳ですが、この言葉で、一気に視点が高くなりました。
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京都のコラボ講座で、ワクワク系マーケティングの小阪裕司先生がランチのときにおっしゃったひと言。
「ここにいる人は、今に至るまで、ストレートには来てないよね」と。
そのテーブルにいる方は、全員がひとかどの人物ばかり。
それぞれの経歴などをお聞きすると、確かに、ストレートじゃない。まったく。
人の例を挙げるのもあれなので、僕の経歴でいうと、
建築 → 営業 → マーケティング・・・ からの、ライティング。
なので、一見すごーく遠回り。ムダばかりに感じる。
だけど、
・建築的思考がなければ、
・営業で人間心理を学んでいなければ、
・マーケティングで顧客導線を設計していなければ、
エンパシーライティングは、絶対に生み出すことができなかった。
だから、遠回りのようで必須だし、必然。
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すごく偏ったことを言えば、自分のことを、社会“不適性”だと思う人は、いっぱい「寄り道」をすればいい。
全力で寄り道して、その場所で、精一杯がんばって、次の寄り道をする。
ひとつひとつの寄り道という「点」は、意図をもって見つめなければ、つながらないバラバラの点に過ぎないが、「線」や「面」で見ようとしたとたん、意味を持ち、命が吹き込まれるように、躍動しはじめる。
それは、本当にエキサイティングなプロセスだと思う。
寄り道。楽しいよね^^
<<メディア連載>>
BusinessMedia【誠】で連載(全7回)がはじまっています。
【第6回】重要なことは、“何を書かないか”
【第5回】まずは、2行目を読んでもらう
【第4回】何を書いたらいいのか分からない
【第3回】文章の8割は「見出し」で決まる
【第2回】「売り込まないと売れない」という思い込み
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