《今週のエンパシーヒーロー》栗田岬知さん
食のマーケティングプランナー
安全性と高品質に特化した食材のプロデューサー
有限会社トランスクリタ取締役社長
昨年から拠点を東京から青森県弘前市に移して、全国の安心安全のこだわり食材を届けるネットショップ『旬の食卓便』運営なさっています。
栗田岬知さんのサイト『旬の食卓便』
◆私が探していたのはこれかも!
……
ももこ
はじめに、エンパシーライティングを学んだ、きっかけからお聞きしていいですか?
……
栗田さん
私の仕事はネットショップで、『安心安全』をキーワードに、全国の『旬』の食材をご紹介しています。
季節によって、つぎつぎに入れ替わる商品を紹介するために、自社サイトや数社のショッピングモールなどのSNSも含めると、毎日、たくさんの文章を書いてきました。
でも、いつも「これでいいのかな?」「本当にお客さんが欲しい情報を発信できているのかな?」という不安が、なんとなくあったんです。それで、いろんなセミナーや、講座も受講しましたが、これっ!と思えるやり方には巡り会えていませんでした。
そんな時、フェイスブック友だちが、エンパシーライティングをオススメしている記事を読んだんです。
その方は、以前から文章は上手な方でしたが、ますます上手くなっていて、「私の探していたものは、これかもしれない!」と、すぐに本人に相談のメールをしました。
そしたら「栗田さん、ぜひやった方が良いですよ。お客さんの気持ちを、今以上に、グイッと惹きつけることが出来ますよ!」と背中を押してくれて、受講することにしたんです。
◆どんな職業にも文章力は必要
……
ももこ
栗田さんは、私が昨年10月に青森県弘前市で開催した『エンパシーライティング・ベーシック講座』に参加してくださったんですよね。講座中はどんな感じでしたか?
……
栗田さん
すごーく楽しかったです!
その節は、本当にありがとうございました。
参加された方も、皆さん真面目で熱心で、とても刺激を受けました。
職業も参加の目的もバラバラで、小学校の先生、高校の先生、ドッグトレーナーさん、お料理の先生、会計士さん、地方自治体の方、歯医者さん。どんな職業でも、それぞれに文章力が必要なんだなと痛感しました。
ももこ先生の教え方も、解りやすくて、途中であれ?と思った時でも、サッとフォローしてくださったのが本当に良かったです^^
◆知名度ゼロの林檎がエンパシーで即完売に!
……
ももこ
受講後はどんな変化が、ありましたか?
……
栗田さん
変化は色々、ありましたよ!
私は、昨年の6月に東京から青森に引越してきて、せっかく産地にいるのだから、青森の林檎を自分のサイトで紹介したいと、ずっと探していたんです。
ちょうど、『エンパシーライティング・ベーシック講座』を受講した頃、理想の林檎『安祈世』という品種に出会ったんです。
以前から、私の周りの女性たちから「林檎は1回で食べきれないことが多く、残すと変色するのがイヤ」「栄養を考えると皮ごと食べたいけど、農薬が心配」という2つの声がありました。
このような背景から、青森に来たら、女性でも食べきれる小さめの林檎、それもできるだけ農薬散布を控えた安心できる林檎がないだろうか?と、ずっと探していました。
それが安祈世だったんです。
どうやったら、この安祈世を最大限アピールできるんだろう?と考えて、それを全部エンパシーチャートに当てはめてみました。そしたら…エンパシーの講座中にも思ったのですが「本当に自分が書いたのかな?」と思えるような納得いく文章が完成したんです。
これは絶対イケるなとリリース前なのに、確信がありました。
そして実際、出してみたら、初めて商品なのに凄い反応があって、注文が殺到!、あっと言うまに品切れになっちゃったんです。
用意した100キロが10日足らずで即完売。
これは私がこの仕事を始めて15年で、初めてのことです。今までは、初めて紹介する商品は、認知度0ですから、注文なんて1人か2人、くるかこないかが多いんです。
私も農家さんも本当に驚きました。
◆たった一言の違いで前年比の2倍の注文が
……
ももこ
それは、すごいですね!
……
栗田さん
それから、去年の暮れから今年にかけて有田みかんが爆発的に売れてます。今回は自社サイト、楽天、アマゾン、ヤフーに載せたのですが、アマゾンからの注文だけが、毎日のように入るんです。
実は、どんな違いがあるのか、試してみたくて、アマゾンのサイトにだけ、エンパシーライティングで作ったメッセージを使ったんです。アマゾンに載せてる、ネットショップなんて、数えきれないくらいあるんですから、注文なんかこなくても全然、不思議じゃないくらいなのに。
……
ももこ
おお!ちなみにどんなキャッチコピーだったんですか?
……
栗田さん
その時のキャッチコピーは『リピート率No. 1』です。本当に言葉1つでこんなにかわるなんて。
去年と比べて売り上げも倍以上に伸びて、これまた私も、みかん農家さんもびっくりしたんですよ。本来、減農薬、無農薬は栽培方法が難しいだけでなく、ビジネスとしても、なかなか難しい部分があるんです。
農家さんは、365日、工夫して手間ひまかけて、安全安心な美味しい農産物を作っています。でも、色や大きさが揃わない、防カビ剤の使用を抑えるために、流通の段階で傷むリスクが上がるなど、高値をつけるにつけられない現状もあるのです。
それでも、日々がんばる農家さんがたくさんいらっしゃるので、その農家さんとお客さまをつなぐためにも、エンパシーライティングを使って、これからも、どんどん発信していきたいと思っています。
……
ももこ
農家さんにとっても、私たち消費者にとっても、栗田さんのような方がいてくださると、本当に心強いですね。
最後に、エンパシーライティングを誰かにオススメするとしたら、どんな方にオススメしたいですか?
……
栗田さん
そうですね、社内コミニケーションを良くしたい経営者さんにオススメしたいですね。
私の周りの経営者さんで、もう少し、ご自分の想いや本音の部分を、社員さんにお話したら良いのにという方がいらっしゃるので、経営者自身が、自分視点と相手視点がバランス良く入ったメッセージを発信することで、社内の人間関係もっと良くなるんじゃないかなと思います。
……
ももこ
わかります。経営者の想いや状況が、社員さんに伝わっていなくて、社内コミュニケーション拗れてしまうことありますよね。
今日は貴重なお話、たくさんありがとうございました!
栗田さんの今後のご活躍、本当に楽しみしています。
★栗田岬知さんの本日のまとめ
(まとめと言いながら書ききれなかったことも^^)
◆私が探していたのはこれだ!
このお仕事を始めて15年の栗田さんですが、常に「お客さんが欲しいと思っている情報を発信しているのか?」という、お客さま目線を忘れない真摯な姿勢が、エンパシーライティングとの出会いを引き寄せました。
◆どんな職業にも文章力は必要
バラエティにとんだ職種の方との出会いも、講座の醍醐味のひとつです。現在は、どんな職種でもホームページを持つこと、SNSを利用した発信をすることは当たり前になっています。
今後も『共感される文章』のニーズはますます高まって、さまざまな職種の方と出会いがありそうです^^
◆知名度ゼロの商品がエンパシーで即完売に!
果実の小ささから、高値をつけられず、ビジネスにならないということで、どんどん栽培する農家が減り、今ではたった一ヶ所でしか栽培されていない安祈世。
栗田さんはそこに惚れ込み、その弱点『小ささ』を逆手に取って『食べきれる林檎』として、100キロを即完売させました。本当にお見事です!
◆たった一言の違いで前年比の2倍の注文が
苦労の多い農家さんの現状には心を痛め、安心安全な食材を求める消費者の気持ちに寄り添う。そうした栗田さんの強い想いが、エンパシーライティングと出会って自然に『即完売』『爆売れ』につながりました。
強い想い+テクニック。ビジネスの両輪ですね。
メルマガバックナンバー@エンパシーデザイン・ラボ通信(2017年4月8日)より
文/インタビュー:エンパシーライティング・コーチ 平出ももこ
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