メルマガバックナンバー＠エンパシーデザイン・ラボ通信（2015年6月18日）より
文／インタビュー：エンパシーライティング・コーチ 平出ももこ
＠＠＠
《今週のエンパシーヒーロー》
◎竹村純也さん
仰星監査法人 公認会計士
最新作『会計不正 〜平時における監査役の対応』が大ヒット中。
カタイ専門書の行間からも、竹村さんの自由な発想とやさしさが伝わってくる名著です。
◆ブログのいいねが１０→５０に
……
ももこ
まずは、エンパシーライティングを
使いはじめた「きっかけ」から
お聞きしていいですか？
……
竹村さん
私は監査法人で
公認会計士をしながら、
会計の専門書を書いたり、
セミナーを開催しています。
読者や参加者を
ひきつける文章が書きたくて、
３年前に講師が中野巧さんの
『エンパシーライティング・ベーシック講座』
を受講しました。
……
ももこ
けっこう前に、
受講してくださってたんですね！
その後、どんな場面で
エンパシーライティングを
使ってくださってますか？
……
竹村さん
そうですね、
まずブログですが、
エンパシーライティングで
書くと反応がぜんぜん違うんです。
普通は、フェイスブックの「いいね！」が
１０くらいなんですが、
エンパシーライティングを使うと
軽く５０くらい頂くこともあるんですよ。
◆大公開！スイスイ書けるエンパシー論文作成法！
……
竹村さん
一番、助かっているのは、
本を書くときです。
講座で、ご一緒した大学の先生が、
「このメソッドは論文を書くのに、すごく良いですよ」と、
お話しされていました。
そのときは、
あまりピンとこなかったんです。
エンパシーライティングを使って
本を書くようになってはじめて、
なるほど、これは論文を書くのに
向いてるな！と実感しています。
……
ももこ
どんなところが
論文に向いているんですか？
……
竹村さん
論文の中では、
かならず、Ａという自論に対して、
Ｂという反対意見をぶつけるんです。
ひとりディベート(討論)のような
感じですね。
最終的に
『Ｂはこんなふうにダメ、したがってＡがいい』という
流れで結論に結びつけていきます。
このとき、普通はＡという考え方に
染まって書きはじめているので、
途中で、反対意見のＢに
頭をきりかえるのが難しくて、
苦労するんです。
それが、エンパシーチャートを使うと、
ポジティブ側に自論Ａを書いて、
それをそのまま
ネガティブ側に反転すると、
反対意見Ｂがカンタンに
できちゃうんですよ。
……
ももこ
おーっ！確かにそうですね。
……
竹村さん
そして
「こういう見方をすると、こんな反論がでるな。
じゃあここを押さえて書こう！」と、
どんどんイメージが湧くんです。
それを、付せんで構成してから
書きはじめるので
最後まで筆がとまるということなく、
スイスイ書けるんです。
今年の春に出版した
『会計不正』という本は、
通常の仕事をしながらでも、
半年ちょっとで書きあげました。
エンパシーライティングを
使っていなければ、
１年以上かかってましたね。
嬉しいことに、
毎回、どの編集者にも一稿目で
「これでいきましょう！」
「このまま、出版できますね」と
言っていただいているので、
内容も確実に良くなっている気がします。
……
ももこ
素晴らしいですね！
８冊も出版されてる竹村さんが、
そんなに活用してくださってて、
本当に嬉しいです。
◆講座中に作った『はしがき』が本の帯にも
……
竹村さん
今年の３月には、
さっきお話した『会計不正』の
本の『はしがき』が書きたくて、
『売れる！セールスライティング・テンプレート講座』を
受講しました。
独自のテンプレートを使った
作文法が、すごく新鮮でした！
あの『エンパシー・ヒーローズステップ』は
名前どおり、中野さんのノウハウが
ギュッと詰まった
パワフルなツールですよね。
講座中に作った『はしがき』を、
そのまま編集者に見せたら、
とても気にいってくれました。
私が一番伝えたかった、
『会計不正を暴くだけでなく、
それに巻き込まれる人を救ってほしい』
という部分を、
本の帯にも、つかってくれたんですよ！
それが本当に嬉しかったです。
……
ももこ
「巻き込まれる人救ってほしい…」
今、お聞きしただけでも
感動しました。
そういう想いでお書きになった本は、
きっとベストセラーになりますね！
最後にエンパシーチャートを
描くときのコツや
工夫していることはありますか？
◆エンパシーで本を４冊書きました
……
竹村さん
私は今までに
８冊の書籍を出版しているのですが
そのうちエンパシーライティングを使って
書いた本が４冊あります。
毎回、Ｂ５サイズのノートを
１冊用意して、
その本に関するエンパシーチャートや
アイディアをそこにどんどん描いてます。
エンパシーチャートを
描くようになって、
メッセージの先の『人』を
大切にする気持ちが強くなりました。
普段の仕事でも自然に
「お客さんだったら、どう思うかな？」と、
相手目線になれるんです。
今後は、私のような士業の人の出版を、
自分の経験とエンパシーライティングを
使ってサポートできるような
ビジネスもやってみたいなと思っています。
エンパシーライティングは、
私だけが独りじめするのは、
もったいない素晴らしい
メソッドだと思いますので。
……
ももこ
竹村さんの出版のノウハウ、
求めている方多いと思います！
今後の展開が楽しみですね。
貴重なお話し、本当にありがとうございました。
★竹村純也さんの本日のまとめ
（まとめと言いながら書ききれなかったことも＾＾）
◆大公開！スイスイ書けるエンパシー論文作成法！
エンパシーチャートのしくみと、
論文作成のロジックがこんなにも
シンクロするなんて！私的にも大発見でした。
エンパシーライティングがあれば、
どんな難解なテーマの本もスイスイ書けそうです！
◆講座中に作った『はしがき』が本の帯にも
竹村さんは『はしがき』は、読者を最初に
ひきつける、本のセールスレターだと思って
想いをこめて書いたそうです。中野さんの
ノウハウがギュッと詰まったテンプレート、
エンパシー・ヒーローズステップが大成功でしたね。
◆エンパシーで本を４冊書きました
インタビューの本文には書けませんでしたが、
竹村さんの言葉の端ばしから、周りの皆さんのことを、
本当に大切にしているのが、ひしひしと伝わってきました。
竹村さんが、もともとお持ちの優しさや思いやりが
エンパシーチャートを通過してよりストレートに表れて
周りの皆さんにそそがれています。
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