あなたが、どんなに素晴らしいこと、
価値あることや真実を伝えても、
記憶に残らなければ、読み流されるだけです。
読んでもらえればまだいいですが、
読んですらもらえなければ、
この世に存在しないことと同じです。
では、どうすれば記憶に粘りつかせることができるでしょうか?
そのひとつの方法は「物語(ストーリー)」の力を盛ることです。
こんにちは、中野巧(こう)です。
まずは、次の文章を読んでみてください。
(フェイスブックで投稿した内容に少し加筆)
【 脳に否定語はない?! 】
毎朝、息子はなぜか走って
学校にいくので危ない。そう思って、玄関口で妻は言う。
「走らないで行ってね」『うん、わかったー^^』
玄関出た瞬間・・・
ダダダだだだっっっ!!
(猛ダッシュする音)*
そんな光景を見ながら、
「いままで何を学んできたんだ」
という後悔とともに
僕はやっと気がついた!!!「こぼさないように食べなさい」
「下を見ないで歩きなさい」といった否定語は、
禁止命令といったか、脳では、「こぼして!」
「下を見て!」と理解されてしまうことを。
【 脳に否定語はない 】のです。
ダチョウ倶楽部の
「押すなよ!絶対に押すなよ!」
というネタも、きっとこの論理から
つくられたのだろう。*
今朝、僕は、妻のかわりに
玄関口で息子に伝えた。「走らないでいきなさい」
ではなく、
「ゆっくり歩いておゆきなさい」と。(ゆっくり歩くことにフォーカスして
結果、走らなくなる言葉がけ)この論理的で完璧な対応に、
心のドヤ顔を必死に隠しながら
妻を振り返り、ニヤリ。*
「ゆっくり歩いておゆきなさい」
『うん、わかったー^^』
玄関出た瞬間・・・
ダダダだだだっっっ!!
ダダダだだだっっっ!!
(超猛ダッシュする音)・・・
この論理、ウソでした(笑)
*
子供は本能(走りたい)が
勝ってしまうかもしれませんが
大人や自分自身に対する言葉がけには有効です。
1.トイレを汚さないでください。
2.いつも綺麗に使っていただきありがとうございますだと後者の方が汚れない。といった事例もありますね。
自転車でも行ってはいけない方向を見ると、
そちらに吸い寄せられるように向かってしまうように、
否定語は、ときに禁止したい行為を推進してしまいます。
否定形を肯定形で言い換えられないかを考えてみるだけで、
ポジティブなマインドになりますし、
あなたが見たい現実が目の前に現れます。
【脳に否定語はない】ので、
自分にも相手にもしてほしいことは
肯定語で伝えてみてください。
長い文章ですが、伝えたいことは、
【脳には否定語がないので自分にも相手にもしてほしいことは肯定語で伝えよう】
という1文です。
どうでしょう。
たとえば、これだけの文章を読んで、記憶に残りそうですか?
しかし、最初に伝えた内容を読んでもらえれば、
否定語が頭のなかに浮かんだとき、
子供が言うことをきかないとき、自転車に乗ったとき、
中には、ダチョウ倶楽部を見たときなどがトリガーとなって
記憶が呼び起こされます。
伝えたいことに物語(ストーリー)を盛ることで、
記憶に粘りつかせることができます。
私はこれを【盛る力】と言っていますが、
日常の些細なことでも物語として、
あなたの文章に加えてみてください。
伝えたいことを記憶に粘りつかせる、ひとつの有効な方法です。
「おもしろきこともなき世をおもしろく」
は、高杉晋作の辞世の歌ですが、文章も同じ。
文章は捉え方や切り口によって、
相手を楽しませるエンターテイメントになりますね。
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