人が感動する物語(ストーリー)には、ある法則がある。
と言ったら、信じてもらえますか?
実は、『スターウォーズ』も『タイタニック』も『ライオンキング』も、ヒットしたハリウッド映画の多くは、その法則に従っていると言ったら、よけいに眉唾感が増してしまうかもしれませんね。
先日、「絵本を創りたい!」とフェイスブックに投稿したら、多くの賛同いただきました。
エンパシーライティングの共感が生まれるプロセスを物語(ストーリー)にして、子どもが楽しく読んでいくうちに、文章が大好きになっていく絵本。
そのコンセプトをたくさんの人に受け入れてもらえた気がして、うれしかったなぁ。
おかげでイメージに色がついてきましたので、絵とストーリーに協力してくれる人が出てきてくれれば、実現できちゃいそう^^
こんにちは、中野巧(こう)です。
これまでに『6分間文章術』『売れる文章術』を出版し、もう1冊「文章の本」を出して、エンパシー3部作みたいにしたいと妄想していたのですが、3冊目のアイデアは浮かんでは消え浮かんでは消え、なかなかしっくり定まるものがありませんでした。
それがふと、一昨日お風呂に浸かっていたらひらめきました。
それが『絵本』というアイデア。
■エンパシーライティング3部作
1冊目『6分間文章術』:中高生でも読めるようにエンパシーチャートについて噛み砕いて書いた入門的内容
2冊目『売れる文章術』:主にビジネスパーソンや経営者向けに、テクニカルな内容を含めて、売上げを上げるための応用的内容
そして、3冊目は・・・
子どもが読める『絵本』。
なんか収まり良くないですか?(笑)
気分が乗っている勢いに任せて、原作の物語(ストーリー)をつくってみたら、机に向かって、約50分でできました。
なかなか感動のストーリーですよ^^
なぜ、そんな短時間で物語のプロット(物語のあらすじ)ができるのか?
■神話の法則(3幕構成12ステージ)
冒頭に述べた、人が感動する物語(ストーリー)の法則をご存知の方もいらっしゃると思いますが、「神話の法則(ヒーローズ・ジャーニー)」を言われます。
おすすめ書籍は『神話の法則 夢を語る技術』なのですが、絶版なのかすごく高い中古品しか買えません。
ですので、ご興味ある方は『物語の法則 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術』がオススメです。
書籍から引用すると、ヒーローズ・ジャーニーは、3幕構成の12のステージから成り立ちます。
▼第一幕:ヒーローの決断
ステージ1.日常の世界
ステージ2.冒険への誘い
ステージ3.冒険への拒絶
ステージ4.賢者との出会い
ステージ5.第一関門突破
▼第二幕:ヒーローへの試練と報酬
ステージ6.試練、仲間、敵
ステージ7.最も危険な場所への接近
ステージ8.最大の試練
ステージ9.報酬
▼第三幕:行動の結果
ステージ10.帰路
ステージ11.復活
ステージ12.宝を持っての帰還
もう少しわかりやすく物語(ストーリー)でつなげてみるとこんな感じです。
ヒーローの日常生活が紹介され(ステージ1)、
冒険へのお誘いを受ける(ステージ2)。
はじめは乗り気がしないヒーローだが(ステージ3)、
賢者との出会いによって旅立つ決意をする(ステージ4)。
新しい世界へ足を踏み入れたヒーロー(ステージ5)を、
試練や仲間、敵が待っている(ステージ6)。
次に最も危険な場所へ接近しすると(ステージ7)、
そこには最大の試練が待ち受けている(ステージ8)。
試練に打ち勝ち報酬を得たヒーローたちは(ステージ9)、
日常の世界に戻ろうとする(ステージ10)。
最後の関門をくぐり抜け変容を遂げ(ステージ11)、
恵みと宝を持ち帰る(ステージ12)。
なんとなく、物語(ストーリー)のイメージが浮かんできたでしょうか?
きっと、あなたの好きな映画の少なくともどれかひとつは、この法則にあてはまるはずです。
ただ・・・神話の法則は、素晴らしい内容なのですが、実際に活用しようと思ったとき、その扱いはそれほど簡単ではありません。
ですので今回私は、この法則に、もう2つのエッセンスを加えることで、50分という短時間で、物語(ストーリー)を紡ぎました。
<<メディア連載>>
BusinessMedia【誠】で連載(全7回)がはじまっています。
【第5回】まずは、2行目を読んでもらう
【第4回】何を書いたらいいのか分からない
【第3回】文章の8割は「見出し」で決まる
【第2回】「売り込まないと売れない」という思い込み
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