昔、成功したパターンがあると、そこに引っ張られることがあります。
だけど、猛烈な勢いで時代が変化しているいま、この「過去の前提」を引きずると立ち行かなくなることを、多くの経営者は知っています。
進化論でで知られるチャールズ・ダーウィンの言葉。
「この世に生き残る生物は、
最も強いものではなく、
最も知性の高いものでもなく、
最も変化に対応できるものである」
過去の成功は、過去の環境を前提として成立します。
環境が変わっていくときには、その変化に柔軟に対応することが、より一層重要になってきます。
■ゼロベース思考が、新しい成功パターンを生み出す
“変化に対応する”というと、難しく聞こえるかもしれませんが、【ゼロベース思考】が、変化への対応を生み出します。
一度はじめたこと、特に多くのリソースを投入した場合には、そこから手を引くことは簡単なことではありません。
しかし、惰性で続けることで、被害が大きくなることもあります(もちろん逆に突き抜けて成功することもありますが)。
このまま続けるか? 方向転換をするか? と悩んだときに、有効な質問があります。
「もし、いまゼロの状態から、はじめようと思ったら、私はやるだろうか(どうするだろうか)?」
一度はじめたことには、慣性の法則が働きますので、止めるのも、方向を変えるのも、ましては逆方向に進むことには、大きなエネルギーが必要です。
だけど、はじめの段階で引いたレールが、正しい保障なんて、まったくない。 どんな戦略だってそうです。
だから、いつでも【ゼロベース】に立ち戻って考えることは、パワルフに機能するんですね。
この質問は、惰性や感情的な執着に、ずばっとメスを入れてくれる。
継続するにしても、【ゼロベース】を取り入れてからと入れないのでは、心の安定感が違います。
■楽すれば楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽がはるか楽楽
しかしながら、【ゼロベース思考】をするには、相当なエネルギーが必要になります。
エネルギッシュな方であればあるほど、それに比例して必要なエネルギーが増加するのは、容易にイメージすることができると思います。
それでも、やった方がいい。
「楽すれば楽が邪魔して楽ならず、楽せぬ楽がはるか楽楽」
江戸時代から繁盛を続けてきた、富山の薬売りの成功の秘訣として後世に受け継がれてきた言葉。
私は、この言葉が好きなのですが、その意味とは・・・(僕の解釈ね)
『過去の延長の成功法則をパッと当てはめて、いまを楽すれば楽に進むことはできるかもしれないが、次の瞬間、その楽をした分(もしくはそれ以上)のエネルギーが必要になり、結局楽ではなくなる。目先の楽に捕われずに、瞬間瞬間、真剣に向き合い、額に汗をかき、重ねた努力の先につかむことの方が、はるかに楽だ』
でもね。
ここまで書いたことを前提にしながら、辿り着いた結論は・・・
●うまくいかなそうだから、やらない。
●うまくいかなそうだけど、やる。
どっちも正解。
ワクワクするならやってみよー。
で、やるからには、真剣に楽しく全力投球!
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