エンパシーライティング認定コーチの平出ももこです。
こちらは、2015年の夏に開催した中学校でのエンパシーライティングをつかった特別授業の様子を、自分のための記録としてフェイスブックに6回にわたって投稿した文章をまとめたものです。
東北中の先生方の多大なご協力により、自由に、おもいっきり子供たちと、かかわることができました!
人生を自分の手で切り拓くためには自分を表現する言葉を持つことは必須です。
そのきっかけとしてエンパシーライティングが少しでもお役にたてればと思いこのプロジェクトに取り組みました。
教育にたずさわっていない方にもなにかしらお役にたつところがあるかもしれませんので、今回、こちらでもご紹介させてください。
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6月25日 青森の東北町立東北中学校でエンパシーライティングの授業をしました。
2ヶ月前、東北KNOWS教育研究会の東北支部発足の記念に、コアメンバーから「エンパシーで、何かイベントをやりませんか?」とのお誘いがきっかけでした。
じつは、私の死ぬまでに叶えたい夢のひとつが、
『生まれ育った青森の子どもたちにエンパシーライティングを届ける』
終わった今も幸せすぎてまだ、信じられない気持ちです。
東北で先生をしている友だちたちの話を聞くたびに、やっぱり都会に比べると、チャンスが少ない東北の子どもたち。
エンパシーライティングで、
『書くことで、自分自身でチャンスを生み出せること』
を伝えることができるはずだけど…と機会だけはうかがっていました。
中学生、70人、120分…
私にとっては、すべて初めて尽くしでしたが、不思議と不安はなくて
「きっとうまくいく!」
と、はじめから思えていました。
その理由は…
受けいれてくださる東北中学校の担当が水木 慈恵先生だったからです。
この特別授業を一緒に計画した 水木先生はホントに生徒さんを良く見ている先生なんです。
生徒さんの、姿勢や表情、目に見えない生徒たちの発する空気感までひとりひとりを丁寧に見てらっしゃるのがいつも伝わってきてたんです。
そんなに水木先生との打ち合わせの中で、
「昨日、生徒のスピーチ聞いてて思ったこと。表面的なことは言えるけど、熱を感じる自分の内面を伝える文章が書けない。だから聞き手の心を揺さぶることがないです…これを何とかしたいんです」
このメッセージを読んで、エンパシーライティングはきっと役に立てると確信しました。
それと同時に、この話しを、もう少しくわしく聞きたくて、日帰りで水木先生に会いに三沢に行きました。
そこで、なぜ生徒さんたちの文章から熱が奪われたのか、原因を知ることができたんです…
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実際の授業の2週間前のタイミングで下見 & 打ち合わせできたのは、本当にラッキーでした!
水木先生と、じっくりお話ししながら、寄り添いマップ、エンパシーチャートを描いて、当日のイメージを作ることができました。
1番の収穫は、生徒さんの作文やテストを見せていただいけたことです。
どれもほぼ同じ構成で、テーマに関わらず、感情をあらわすコトバが少なく、一生懸命は伝わるけれど読んでて、なぜだか…スーッと寂しい気持ちになってくる…。
ひとことでいうと『色』がないモノトーンの世界。
一瞬…どうしようかなと戸惑いましたが、きっと、文章を書くことは楽しくないし、なんなら苦痛で、だから、静かに自分を閉ざして文字を並べてるだけ。
それならまず、思いきりワクワクするような楽しい授業をして、そのときだけでも、扉をあけてもらおう。
そして、正しい作文は書けるようにはならないけど、自分も読み手もハッピーになる文章がカンタンに書けるようになる、エンパシーライティングの種を彼らの中に投げ入れることができたら、それがきっかけで、何かが変わっていくかも!?
そんなコンセプトのもと、水木先生と、
・1週間前に予習も兼ねての同じテーマでの作文の授業してもらう
(エンパシーライティングとの比較を感じてもらうため)
・イラスト満載のオリジナルテキストの作成
・小道具の準備(音楽、キャディークッシュボールやオモチャ)
など、具体的なことがバシバシ決まった、実りある時間でした。
そして、水木先生のご厚意で授業の前日は、水木先生のお宅に泊めていただき、さらに、生徒さんについての情報をお聞きしつつ作戦会議!
夕食は、青森でしか味わえない新鮮なホヤや帆立を山ほどご馳走になり、元気に当日をむかえることができたのです。
青森の東北中学校でエンパシーライティング特別授業ーその2に続きます。
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