コピーライティング・文章作成

自己紹介の書き方は3つの順番だけのテンプレートで!

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このところ自己紹介の文章を作っているのですが、完全に手が止まってしまい、まったく進みません。自分のことを掘り下げて書くのって難しいですね。アドバイスいただければ幸いです。

こんなご質問をいただきました。

こんにちは、エンパシーライティングの中野巧です。

自己紹介。おっしゃる通り、とても難しいですよね。

自分のことを深く考えるということ自体、普段することって実はあまりないですし、人のことはよく分かるのに、残念ながら自分のことが、実は一番よくわからない

その結果、だんだん面倒くさくなってきて、学生時代に書いた履歴書みたいに、

・名前
・学歴/職歴
・資格
・趣味/特技

・・・・

と、正直どこにでもある面白くない自己紹介になってしまうことは、非常に多いです。

ただ、これは、あまりに勿体ない。なぜなら・・・

■魅力的な自己紹介をつくるコツ1:エンパシーチャート

自己紹介で適切に自己PRができれば、次の仕事や新しいキャリアにつながっていくことが、往々にしてあるからです。自己紹介が魅力的に書けるかどうかで、社会人のキャリアが大きく変わっていくるといっても言い過ぎではありません。

私の仲間にも、大学生の就職サポートをしている方がいますが、自己紹介の重要性をとても強く意識されています。

では、魅力的な自己紹介を書くコツですが、ひとつの結論としてのオススメは、エンパシーチャートを描いてみること。それだけで、自分自身を掘り下げながら、相手に響く内容が浮かび上がってきます

まず、自己紹介というと、自分のことを書くので、あまり意識がいかないのですが、確実にそれを読む人がいるわけです。というより、それを読む人のために書いているんですよね。

私のクライントさんには、各メディアによって、あるいは、その目的に合わせて、自己紹介を書き換えている方がいらっしゃいます。その結果、多くのメディアに掲載されることにつながっています。

メディア特性に合わせて、自分自身がどういう風にみられたいのか? を考えれば、最適な自己紹介がみえてくるようになります。

■自己紹介にはゴール設定が必須

ここまでのことを、ひと言で言ってしまえば、

◎その自己紹介を誰が読むのか?

そして、

◎読んだ人どういう風に思って欲しいのか?
◎どういう風に感じて欲しいのか?
◎どういう行動を取って欲しいのか?

という『ゴール設定』をしてから、自己紹介をつくることで、目的に沿った自分の魅力を引き出せるようになります。

しかしながら、こういった概念的なことだけの理解で、実際の自己紹介に落とし込んでいくのは、なかなかハードな作業です。ですので、エンパシーチャートを1枚、手に取っていただき、そして、自己紹介をテーマにチャートを描き上げていただきたいのです。それだけで、あなたらしい魅力的な自己紹介が浮かび上がってきます。

次にお伝えするシンプルなテンプレートは、自己紹介のエンパシーチャートを描いたときにも使えますし、これだけ知っているだけでも便利にご活用いただけます。

■自己紹介は「現在→過去→未来」のテンプレートで書く

まず、自己紹介は、3幕構成で書いていくと、とても納まりがよくなります。

3幕に何を書くのかというと、「過去」「現在」「未来」 の3つなのですが、大切なのはこの順番。

<過去・現在・未来>

ではなく、

<現在・過去・未来>

の順番です。

たとえば、「初めまして」という人に、リアルで会った時のことをイメージしてみてください。あなたが、初めての人に会った相手が自己紹介をされました。いきなり過去の話から語れたらどうでしょうか? ちょっと怖くないですか?

いきなり「いやー、昔、こんなことがあってねぇ」とか、いきなり言われても困るわけです。

逆に、「私は未来はこんな風にしていきたい!」と、熱く語られても、受け止められないですよね。なぜなら、初対面のときに、一番知りたく安心できる内容は、「現在」のその人だからです。

現在いったい何をしているのか? ということを、“まず”知りたいわけです。

今、こういうことをしています。こんなことを考えて、こういうことをやっています。という「現在」を伝えてから、そこに至った背景として「過去」を語り、そういった過去と現在があるので、「未来」はこんな風にしていきたい。という順番で語られると、スッと受け入れてもらえます。

ですので、3つの要素があるとしたら、まずは「現在」。次に「過去」。そして、さらに次につながっていく「未来」について語っていく。

<現在→過去→未来>という順番で語ることを私は、オススメしています。

これは、エンパシーチャートのことが書いてある書籍『6分間文章術』の中でも、自己紹介のフレームとして紹介していますので、もっと詳しく知りたいという方は、ぜひお読みください。

■自己紹介を3バージョン用意しておくと便利

自己紹介を書くのはなかなか大変で、手が止まってしまいやすいです。しかし、それを乗り越える価値は十分にあります。いい機会ですので、ぜひこのタイミングで自分自身と向き合いながら、素敵な自己紹介を作っていただきたいです。

また、文字数の違ういくつかのバージョンで作っておくと、使い勝手がいいので、オススメです。

たとえば、200文字、500文字、1000文字みたいに、短、中・長バージョンを用意しておくと、何かのときにそれらをアレンジしながら、スッと提出することができます。

今回は・・・

エンパシーチャートや<現在→過去→未来>の順番だけのテンプレートで魅力的な自己紹介が書けるようになる方法をお伝えさせていただきました。

.

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