[振り返り日記] 夢はサラリーマン(1/3)のつづきです。
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10ヶ月間の苦闘の末に、ついに叶った、憧れのベンチャー会社の社員。
・・・が
現実は、またも厳しく、私に、笑顔を見せてはくれませんでした。
・半年間で休みは半日
・平均労働時間、16時間
・給料半年で、25万円(時給にしたら、100円以下)
どう思います?
・・・・
これが、苦労して社員になった、私の目の前に現れた、現実という名の「絶望」でした。
どうして、給料が半年で、25万円だったかというと・・・
完全歩合制だったんです。
つまり、結果が出なければ、給料はゼロ!
毎日16時間働いても、結果を出せなければ、月の終わりの給料明細がゼロなんです・・・。
しかも、あまりの激務に、気絶しそうになった事もありました。
でも、
「成長したい、成功したい」
そんな想いだけが、私を支えていました。
でも、勘違いしないでくださいね。騙されていたとかではないですから。
給料が少ない分(?)本当に本当に本当に本当に本当に、たくさんのことを学びました。
そして、その時に仲間は、今では、戦友のように、本当に貴重な仲間になっています。
■ とにかく、お金がない
いくら、学びは多くても、給料がないので、とにかく、お金がない。
当時は、50円でハンバーガーが食べれたり、250円くらいで牛丼が食べれたりしました。
ですから、当時の私の体は、ほとんど、ハンバーガーと牛丼で出来上がっていました。
そんなストイックな生活をしていても、現実は、いつも私に、つらく厳しくのしかかってきます。
完全歩合制で、給料を払わなかったとしても、結果を出せない社員は、会社にとっては邪魔者。
憧れの社員生活は、半年で幕を閉じました。
クビです。
「本当に、もうダメだ・・・」
大手ハウスメーカーを辞め、なんとかがんばって、社員になれた憧れのベンチャーの会社もクビ。
(これからどうしよう・・・)
人は、本当に困ったときには、誰かが、助けてくれるものなのかもしれません。
そんな私にも、差し伸べられる手がありました。
■ 先輩の救いの手
会社をクビになった次の日、放心状態の私は、洗濯機で、携帯を洗ってしまいました。
連絡が取れないことを心配して、突然、お世話になっていた先輩社員が、家に来てくれました。
そして、実家に帰るしかないと、途方くれていた私に、ルームシェアの仲間を探している人を紹介してくれました。
それから、2日後。
3人での共同生活がはじまりました。
社員をやっている頃、1Kの4畳半に2人で住んでいた、私にとって、2K(12畳くらい)での3人暮らしが、どれほど、ありがたかったことか。
部屋の中を、歩ける広さに、ものすごく感動したことを、今でも、昨日の事のように、覚えています。
■ 新しい営業の仕事
新しく、一緒に住むことになった人に、仕事も紹介してもらうことになり、派遣社員でしたが、営業の仕事をするようになりました。
ベンチャーキャピタルで、軍隊のように鍛えられた自分にとって、研修をしている間も給料をもらえ、6時、7時には家に帰れ、週休2日の休みがある、という待遇は、まるで天国のようでした。
そして、成績も毎月、上がっていき、全国でもトップクラスの成績を継続的に収められるようになりました。
経済的にも、体力的にも建て直し、とても楽しい時間でした。
「自分だって、できるんだ!」
■ そんな人生が上向きかけたときに
妻とも出逢い、すぐに結婚。
本当に、うまくいきはじめると、ここまで、いい事が続くのだろうか。
今までとは、まるで逆の不安すら感じられるようになりました。
幸せな毎日。
そんなある時・・・
営業中に、突然、お腹に激痛が走り、噴出す汗を拭いながら、なんとか会社に戻る。
会社について、少し安心したのか・・・
あまりの激痛でなのか・・・
もう思い出せませんが、気がついたら、救急車で病院に運ばれていました。
急性盲腸炎で入院。
幸い薬で散らすことができたので、3日間の入院と、自宅の療養で、体力は回復しました。
結局、1週間で、仕事に復帰しましたが、その1週間の給料は、丸々もらえません。
派遣社員で、日給で働いていたので、当然な事です。
ただ、そのときから、今まで、感じた事のない不安が、私を襲いはじめたんです。
(派遣社員で、この先、家族を支えていけるだろうか?)
(やはり、しっかりと就職すべきなのか・・・)
(この先どうなっていくんだろう・・・)
いまは、まだ若いけど、いつかは、向かい合わなければいけないな。
そんな風に、自分を説得して、しばらく、そのことは忘れて、過ごしていました。
■ 不安を忘れたころに・・・
たまたま、どこかで購読していたメルマガを
たまたま、そのときふと読んで、
たまたま、行き着いたブログとの出逢いから、
インターネットマーケティングの存在を知りました。
もしかしたら、あのときの不安が、これで解消できるかもしれない!
これができれば、
・家族とずっと過ごせる
・経済的自由になれる
・場所を選ばず働ける
そんな甘い夢をみていました。
ぶっちゃけ、インターネットであれば、楽して簡単に、すぐに稼げると思っていたんです。ね。。
それから、程なくして、会社に行きながら、新しいビジネスへの挑戦がはじまりました。
それが、地獄のはじまりだとも知らずに・・・
インターネットの可能性にチャレンジ。
将来をイメージをしながら、毎日ワクワクしていました。
・家族とずっと過ごせる
・経済自由人になれる
・場所を選ばず働ける
そんな風になれたら、どんなに素晴らしいだろう♪
■ あれ? 幻想??
楽しく簡単に、すぐにビジネスも軌道に乗るイメージがあったのですが、実際に、これまで学んできたことをベースに、いざ実践しようとすると、
・HTML?
・アップロード?
・サーバー?
・ドメイン?
・コンバージョン?
ん?んん????
???
ネットマーケティング以前に、わからないことが、山盛りでした。
それでも、見よう見まねでやるようになって、今まで、知らなかった情報が、たくさん入ってくるようになり、少しずつ、ビジネスのカタチが見えはじめました。
人間は、調子がよくなってくると、感謝の気持ちを忘れ、すべてを自分の手柄だと思い込み、強気に、傲慢になってしまうのかもしれません。
私は、加速的なビジネスの成功に、淡い幻想をいだき、夢に人生を託す、カッコいい男になることに。
いい方を変えれば、結婚半年で、失業。
・・・でも、その淡い夢は、やはり幻想でした。
会社を辞めてからというもの、新しい世界に夢を託して、会社を辞め、ビジネスに集中する毎日。
今までの会社の時間を使って、自分のビジネスだけに集中できれば、すぐに軌道に乗せることができる!
そんな予定でした。
■ 時間があると・・・
不思議なもので、あれだけ時間が欲しいと思っていたのですが、会社を辞めて、時間をもてあますようになると、なかなか作業に集中できない。
●1ヶ月目
思い描いていた成長曲線を描いていかない
【心の会話】
まだ、1ヶ月目だし、まだまだこれから。むしろ、今まで休みなく働いてきた自分へのご褒美だ。
●2ヶ月目
変化なし
【心の会話】
時間はあるし、もう少し集中していけば、ドカンと飛躍するだろう。大丈夫!
●3ヶ月目
変化なし(むしろ、少し下降ぎみ)
【心の会話】
あれ・・・こんなはずじゃ・・・貯金を切り崩しての生活もだんだんきつくなってきた。
やばい、やばい、やばい、やばい・・・ 守るべき家族があるんだ!
うまくいかない。結果が一向に出ない・・・
でも、今の僕は、一人ではなく、養っていくべき、奥さんがいる。
やばい。
どうしたらいいんだろう・・・
・一向に結果のあがらない現実
・家族を守らなければ、というプレッシャー
・ベンチャーで働いていた頃の極貧生活のフラッシュバック
いろいろな悪いイメージが頭を巡り、気がついたときには、過呼吸で倒れこんでいました。
つづく → [振り返り日記] 夢はあなたを待っている(3/3)
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