Q:オリジナルの文章が書けません
A:あなたというフィルターを通してオリジナルにしよう
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「オリジナルの文章を書くためにはどうすればよいでしょうか?」
こんな質問をいただくことがあります。
まずは、そもそもオリジナルってなにかを、考えてみることからはじめましょう。
オリジナルの文章とは?
インプットした情報や経験を、あなたというフィルターを通して伝えることだと、私は思っています。
24年以上前に出版され、いまなお読み継がれている、アイデア創出の原理原則を分かりやすく書いた名著『アイデアのつくり方』(ジェームス.W.ヤング著)には、
『アイデアは既存の要素の組み合わせ以外の何ものでもない』
とあります。
つまり、誤解を恐れず要約すると、
「新しいアイデアなんてないんだ。あるのは、すでにあるアイデアの組合せなんだよ」
ということです。
対局を組み合わせることで、より大きな市場を創造する
話は少しそれますが、アイデアの組み合せが異質な組み合せであればあるほど、面白いアイデアが生まれます。
マーケティング的な表現で言えば、
『対局を組み合わせることで、より大きな市場を創造することができる』
ということです。
例えば、書籍を例にとると、
・金持ち父さん貧乏父さん
・ヘッテルとフエーテル
・凡人の逆襲
※どれもベストセラーの書籍タイトル
には、真逆の要素が組み込まれています。
「金持ち父さん」と「貧乏父さん」はまったくの真逆。
「ヘッテル(減ってる)」と「フエーテル(増えてる)」も逆。
「凡人」なのに「逆襲」というのもそう。
こういった“対局”を意識すると、非常に強力なキャッチコピーやアイデアが生まれやすいのです。
「夢を叶える○○」というキャッチフレーズを作るとします。
・夢を叶える習慣
・成功者は夢をみる
・夢をつかむ人脈術
……悪くはありませんが、どこにでもありそうな印象です。
では、「夢」というキレイな響き、それとは、『真逆』なものと組み合わせてみましょう。
例えば、『叶わない』、『罪』、『お金』などでも、面白いかもしれません。
・夢が叶わない成功法則
・罪な人ほど夢をみる
・夢はお金で買えるのだ
対局なことを想像して、適当に組み合わせてみましたが、どれも、なんだか興味がわきませんか?
こういったキャッチコピーから、新しいアイデアが生まれたりするというわけです。
さて、話を「オリジナルの文章」に戻します
人は普通に生活しているだけでも、膨大な情報に触れ、さまざまな体験をしています。
仮に同じ体験をしても、その感じ方は十人十色です。
一人として同じ感性を持った人はいないのです。
ですから、インプットした情報や経験を、あなたというフィルターを通して伝えること、それ自体がオリジナルになります(人のマネをすればいい、という意味では決してありません)。
あなたの経験や実体験を通して、さまざまな情報をひとつの形にすることが、オリジナルな価値を生み出すのです。
あなたというフィルターを通じて、相手をハッピーにすることができれば、あなたの文章の目的は、既にひとつ達成できています。
ぜひ、あなたという唯一の個性を、文章を通じて、堂々と伝えてください。
あなたに共感してくれる人が必ず現れます。安心して、文章を綴ってみましょう。あなたの情報を世界の誰かが待っているのですから。
◆あなたの情報を世界の誰かが待っている
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