《今週のエンパシーヒーロー》松田純さん
まんが教育家。内閣府支援 まんが教育プロジェクト 代表
一般社団法人 国際まんが教育協会 代表理事
日本発のビジュアルシンキングメソッド「イラスト思考」の開発者であり、イメージとストーリーを使ったビジネスコミュニケーションの専門家
2017年1月18日に待望の書籍『伝わるイラスト思考』(アスカビジネス)上梓され、好評発売中です!
伝わる イラスト思考 (アスカビジネス)
松田純さんの『イラスト思考』ホームページは、こちら。
この記事の目次
◆書籍『イラスト思考』の主人公にもエンパシーのエッセンスが!
……
ももこ
出版おめでとうございます!
たくさんのイラストと共に、ノウハウ満載の、本当に読み応えのある、ご本になりましたね!
……
松田さん
ありがとうございます。今回、出版という機会をいただいて、私自身が、今まで培ってきた『まんが家としての表現のノウハウ』『教育者としての経験』そして、『心の探求のために20年続けている禅の修行』この3つのエッセンスを全て一冊に、ぎゅーっと統合することが出来たんです。
初出版と同時に、自分のコアな部分を再発見する、貴重な経験もさせて頂きました。
……
ももこ
確かに!この一冊の中には、松田さんの大切にされている『まんが家』『教育者』『禅の修行者』この3つの要素の素晴らしさが、発揮された内容になってますよね。
そして、このご本の執筆にも、エンパシーライティングがお役に立ったとお聞きしていますが、どんなところがお役に立ちましたか?
……
松田さん
全体の構成や、主人公のストーリーを作る時に、『エンパシーチャート』や『寄り添いマップ』の考え方が、本当に役に立ちました。
「読者の現状の課題とその背景は何なのか?」「この本があることで、それがどう解決して、どんなハッピーな状態になっていくのか?」という問いをいつも忘れないようにしていました。
今の時代、イラストを描く(見える化)スキルは、教育やビジネスの場で、コミュニケーションの重要な要素として注目され求められています。ですが、実際は描いてみたいけれど「自分には才能がない」「イラストなんて無理…」 という方が大半なのが現状です。
そこで、誰でもこの本にあるスキルと思考法を実践すれば、 30分で、イラストが描けるようになり、実践の現場で使えるような内容になっています。お一人でも多くの方が、想いや伝えたいことを自在に『ビジュアルで伝えられる』という、一生使える強力な「武器」を手に入れて頂きたい!という想いで本書は書き上げました。
◆自分の強みを魅了的なベネフィットに変える
……
ももこ
松田さんが、『エンパシーライティングの講座』を受講されたきっかけはなんだったのですか?
……
松田さん
エンパシーライティングと出会った当時は、それまで開催していた講座を、よりビジネスパーソン向けに特化させた『イラスト思考講座』の開発中だったんです。
それで、エンパシーライティングのメソッドや考え方と同時に、中野さんの講座の進め方や場づくりも、参考にさせて頂きたいなと思って、『エンパシーライティング1DAY講座』、『エンパシーライティング・マスター講座』と参加させて頂きました。
……
ももこ
そういうタイミングのご参加だったんですね!松田さんが、講座中に描いてらした、イラストいっぱいのエンパシーチャート、ステキだったので、よく覚えてます。
……
松田さん
懐かしいですね!私が印象に残っているのは『言葉の表現よりも構成を変えることで、より伝わるようになる』そして『エンパシーチャートを描くことで、自分の強みが、相手にとって魅力的な得(ベネフィット)として、自然に伝わるメッセージが作れる』この2つに、そうか!と腹落ちしたことを、今も鮮明に覚えています。
◆読み手と自分の未来への物語を描くツール
……
ももこ
エンパシーライティングを誰かにオススメするとしたら、どんな方にオススメしたいですか?
……
松田さん
そうですね、エンパシーライティングは文章術でもありますが、ある意味、読み手と自分の未来への物語を描き、現実化させていくツールだと思うのです。ですから、職種を問わず、誰かと一緒に、人生の夢や目的を叶えていきたい方に、ぜひオススメしたいですね。
それと、先ほどもお話にでた、まんがや小説を仕事にしようとしている人が学んだら、単に読者を面白がらせて、人気を継続していくだけではなくて、『自分の想いや生き方』と『作品が描ける才能』を、結びつけられるようになって、社会に影響を与えるような作品作りができるのではと思います。
……
ももこ
今日は、松田さんからしか、お聞き出来ない貴重なお話をたくさん、ありがとうございました!最後に、松田さんにひとつご相談がありまして。
時々「エンパシーライティングは、小説などの物語作りに使えますか?」というご質問をいただくのですが、漫画家としてもご活躍の松田さんからみて、どう思われますか?
◆「ああ…自分と同じだ!」と感情移入されるために
……
松田さん
そうですね、物語作りにとても向いていると思いますよ。
エンパシーチャートは、主人公(読み手)が最終的にハッピーになっていく物語のプロセスそのものですよね。主人公は、必ずチャート上で曲線になってる、いくつかの困難『山』にぶつかります。そしてそれを乗り越え、成長する手助けをするのが、メンターとしての描き手です。
物語を構成する上で、このプロセスが見える化できるエンパシーチャートは、物語作りにおいて、パワフルなツールになると思います。
なにより、優れた物語に『共感』は必要不可欠なのです。読者が、主人公の悩みや目指す未来に「ああ、自分と同じだ…」と共感し、感情移入できるからこそ、自分事としてワクワクしながら物語が読まれていくのですから。
……
ももこ
わー!ありがとうございます!ご質問くださった方に、そのままお伝えします。
★松田純さんの本日のまとめ
(まとめと言いながら書ききれなかったことも^^)
◆書籍『イラスト思考』の主人公にもエンパシーのエッセンスが!
じつは私も一昨年、イラスト思考講座で習ったスキルを使って学生向けのイラスト解説付きエンパシー チャートを作りました(子どもたちに大好評!)書籍『イラスト思考』の中でその時のことをインタビューしていただいてます。ぜひ、ご一読頂けたら嬉しいです。
◆自分の強みを魅了的なベネフィットに変える
エンパシーチャートや寄り添いマップは、読み手の、現状の悩みや喜びが、深くイメージ出来るツールです。そこに共感することで自然に『自分の強み』も、相手にとって魅力的な得(ベネフィット)として表現されていくのですね。
◆読み手と自分の未来への物語を描くツール
松田さん曰く「エンパシーチャートの中には、自分が何を伝えたくて、誰をハッピーにしていける存在なんだろうか?と、自分と向き合い、発見するプロセスがある、だからこそ、読み手と自分の未来への物語を力強く描いていける」とも仰っていました。
◆「ああ…自分と同じだ!」と感情移入されるために
確かに、ヒットする映画やドラマの条件に登場人物に対する『共感』は必要不可欠ですよね。読者が、主人公の悩みや目指す未来に「ああ、自分と同じだ…」と共感し、感情移入できるからこそ、自分事としてワクワクしながら物語に引き込まれていくのです。
メルマガバックナンバー@エンパシーデザイン・ラボ通信(2017年2月11日)より
文/インタビュー:エンパシーライティング・コーチ 平出ももこ
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