「選択」と「集中」の重要性は、よく知るところだと思います。
何をするかを「選択」して、選択したことに「集中」することで、高いパフォーマンスをあげられるようになります。
私は「選択」する前に、もうワンステップ必要だと思っています。
それは『選択肢を増やす』こと。つまり、この3ステップ。
1.選択肢を増やす
2.選択する
3.集中する
■「選べる」ことは「豊かさ」
たとえば、子どものときに、サッカーしかスポーツを知らなければ、サッカー選手が夢になりますが、野球が身近であれば野球、ラクロスであればラクロスかもしれません。
選択肢がなければ選ぶことはできませんが、選択肢を広げることで、選べるようになります。
「選べること」。
それが心の豊かさにつながる、それくらい大切なことだと感じています。
子どものときには、自らの意志で選択肢を増やすことは難しいですが、大人になれば好奇心しだいで、選択肢はいくつになっても自分で増やすことができます。
選択肢を増やすことは、可能性を増やすこととイコールです。
選択肢が少なければ、生きるバリエーションも狭くなってしまうので、選択する前には、目の前に現れる興味の向かうことを片っ端からやってみる時期も必要です。
■器用貧乏にならないために、勇気をもって「選択」する
しかしながら、どこで「選択」のステップに移行するか、その見極めは重要です。
選択肢は無限に増やせるので、どこかで区切りを付けて、自分の方向性を見据えていく「選択」のタイミングがあります。
いつまでも、選択肢を増やし続けていたら、器用貧乏になってしまうからです。
20代の頃の私はまさに、それ。
本業で営業をしながら、移動メロンパン屋やキャンプ場を運営し、eラーニングの代理店や講師の仕事など、いつくものプロジェクトを平行して行なっていました。
それが、かっこいいと思って、意気がっていましたが、集中力は分散され、時間はみるみるなくなり、金銭的にも生活するのがやっとの、まさに器用貧乏そのもの。
選択肢が十分(ある程度)できたら、勇気をもって「選択」。
「選択」したものに「集中」していると、いままでの「選択肢」での経験が、有機的につながりはじめます。
「無駄なことは人生にはない」なんて思う瞬間かも知れませんね。
■「選択」は、ゴール設定とワクワクが基準
「選択」するときの、私の基準は2つあります。
●1つは、ゴール設定。
「なんのために?」というシンプルな7文字の質問に照らし合わせて「選択」します。
●もうひとつは、ワクワクするかどうか。
直感に正直に、ワクワクすることを「選択」します。
まわりの常識や、“するべき”だという義務感、だれかの夢、を生きてしまわないように、自分に正直に、正直に。
■エンパシーライティングという葛藤
エンパシーライティングのときにも、「選択」のタイミングがありました。
エンパシーライティングは、「ライティング」というネーミングをしていますが、実際には、プレゼンテーションやセールストーク、シナリオ作成など、文章以外で結果を出している人の方が多いかもしれません。
それだけに、「ライティング」という絞り込みに恐怖(もったいない)がありました。
しかし、「なんのために?」というゴール設定を考えてみました。
それは、文章があふれるソーシャル共感時代に、ひとつでも多くの共感を生み出す文章を増やし、やさしい世界に貢献すること。
そして、そのために私が一番力を発揮できるのは、文章(ライティング)だと気がつきました。
それに、何に一番ワクワクするかといえば、まさに「ライティング」だったのです。
この「選択」がなければ、きっとこのブログもありませんし、書籍や講座で、エンパシーライティングをあなたに伝えることもできなかったでしょう。
◆まとめ
・「選択」「集中」の前に、『選択肢』を増やす時期も必要
・器用貧乏にならないために、勇気をもって「選択」するタイミングがある
・「選択」は、ゴール設定とワクワクするかを基準にする
Ps.
文章でも「選択」と「集中」が大切なことは、文章で重要なのは「何を言うかよりも、何を言わないか」 の記事に書いた通りです。
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